【商品説明】
■クモハ54108について
私鉄大国大阪付近の片町線、城東線の電化に伴い、昭和7年、新製車として40系が登場しました。
その発展過程として昭和14年度に128kw電動機装備のシリーズとしてモハ60形が製造されました。
関西緩行線用としてクハ55のセミクロスシート化(クハ68への改造)と共に関西地区所属のモハ60の21輌が同様の改造が行われました。モハ60036を種車に改造された車です。
改造時期は昭和27年から28年にかけて実施されました。更新修繕Ⅰは1955(昭和30)年6月23日に実施。
原形モハ54と同様にクロスシートが8ボックス設置されました。
しかし側窓の数がモハ51形と同様に6個であるのに対して、モハ60と同様に5個の側窓配置となりました。
飯田線伊那松島機関区にはクモハ54100番台は10輌配置されていました。
第1のグループはモハ6029~40を改造と改番した車両は54106,108,110,111,112の5輌がおり、第2のグループとしてモハ6090~105を種車にした54117,125,129,131,133の5輌が配置されました。
それぞれの車両の特徴として前面は106,108,110,111の4輌は日車で改造された関係で全く区別が付きくいのですが、108の運転席側下のテールライトの上にステップを取り外した跡があります。
112は汽車製造の為に助士側前面窓枠がHゴム化を設定する直前に中止されたため四隅にRが付いています。
側面に目を転じますと106だけが行き先サボ受が取り付いておりますが108,110にはありません。106と110の乗務員扉の形状が縦桟のないタイプであるのに対し、108は空気側乗務員扉には縦桟が付いています。
これで側面からそれぞれの区別が付きます。マニアックな見方ですが、細かいところに目が行きます。
お楽しみください。
■クハ68405について
昭和9年9年3月30日に川崎車両に於いて新製されたクロハ59009からの改造車です。
客扉は2扉から3扉に改造されたために客窓配置がその扉を中心にして前後に異なります。
運転室が片隅から全室化しましたがその際に元の運転室はそのままに貫通扉と助士室をつなぐ仕切り板が625mm程前方にオフセットされています。
又この時に第2位側乗務員扉直後の900mm程のロングシートは撤去されました。昭和42年12月28日WCが設置され、新番号はクハ68405となりました。
その結果クロハ59の頃の印象が残るところは客窓の配置一部と片隅運転室の囲みだけです。飯田線にはクロハ59からの改造車でクハ68403が在籍 していましたが、この車両との違いはWC用水タンクの位置です。床下に装着しているのが当クハ68405で、便所内の天井内に装着しているのが クハ68403でした。
本編78頁「電気側床下機器0」をご参照下さい。妻面と側面との接合には面取り(フィレット)があります。面取りの半径は 30mmとされています。
【目次】
(1)クモハ54108
第一章 車体編・・・・・・・・・・・・・・1~23
第二章 電気側/空気側床下機器編・・・・・24~37
第三章 車内編・・・・・・・・・・・・・・38~60
(2)クハ68405
第四章 車体編・・・・・・・・・・・・・・61~71
第五章 空気側/電気側床下機器・・・・・・72~86
第六章 室内編・・・・・・・・・・・・・・87~108
(3)資料編
資-1 クモハ54108電車諸元表
資-2-4 電車運用予定表
資-5 クハ68405電車諸元表
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