【商品説明】
■クハ68404について
クハ68004が最初の種車です。その後、戦時中はロングシート化されクハ55118→(1953(昭和28)年復元)しクハ6830に改番→(1968(昭和43)年5月15日再改番)クハ68404と言う系譜をたどりました。
便所を設置した時期は1967(昭和42)年12月16日の事でした。
廃車は1978(昭和53)年11月24日最終配置は静トヨです。車体の特徴は半流片運転室で全室です。ベンチレーターは8個で均一に並びます。類似形状の電車にクハ68410がいますがベンチレーターが7個であり、運転室前面の窓枠について410が木枠を白Hゴム化したのに対して404は木枠の窓枠を廃してウィンドウシルヘッダーに挟まれた窓と右脇の窓柱を含めて鋼板で覆い、運転窓をくりぬいて白Hゴム窓になっており区別がつきます。
後部妻板トイレ側下部に2連のジャンパー栓受けがあります。又特記すべきことは各台車にブレーキシリンダーを搭載している事です。標準的システムでは旧型国電はT車の場合ブレーキシリンダー(φ356×250mm)が車体中間の床板に取り付けられているのですが、100mm細いφ254×250mmのブレーキシリンダーを各台車の内側中央に組み込まれている点です。クハ68410も同様に搭載されています。
DT21等新製能電車は台車の揺れ枕外側にブレーキシリンダーが搭載されていますが、その前段階に於ける試験的な改造工事だと思います。
■クモハ53001について
戦後の更新修繕1は1950(昭和25)年3月18日。同年5月22日東チタに転属し横須賀線で活躍しました。
1951(昭和26)年12月に大井工場にて出力増強を図り、モハ43801に改番しました。
1953(昭和28)年の「車輌称号規定改正」で6月クモハ53001に改番し、横須賀線で活躍しましたが、1958(昭和33)年飯田線へ入線し、1983(昭和58)年8月31日付けで廃車しました。
形状は平妻、運転室片隅式で片運です。車体はクモハ43と同様に原形でした。運転席はHゴム窓で下側にワイパー可動支点があり、助士側の窓は原型木枠でした。貫通扉下に取り付けられていた渡り板は半分に切断されており、幌受はありましたが幌を取り付けた過去がありません。
側面に目を転じてみますとクモハ43015と同形式のため区別が付きにくいのですが運転室後ろの客扉(第二位)の内側に行き先サボ差しがあるのがクモハ43015で無いのがクモハ53001です。
【目次】(全103ページ,資料5)
(1)クハ68404
第一章 車体・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1~18
第二章 電気側床下機器・・・・・・・・・・・・・・19~26
第三章 空気側床下機器・・・・・・・・・・・・・・27~38
第四章 室内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39~48
(2)クモハ53001
第五章 車体・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49~67
第六章 空気側床下機器・・・・・・・・・・・・・・68~79
第七章 電気側床下機器・・・・・・・・・・・・・・80~96
第八章 室内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・97~103
(3)第九章
資-1 クハ68404電車諸元表
資-2~4 電車運用予定表
資-5 クモハ53001電車諸元表
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