【商品説明】
■クモハ50008について
50008はモハ42系(モハ43012)を種車にして、改造された車両でした。
昭和8年から製作された42系は京阪神間の東海道・山陽線で急行電車として運用されていました。昭和25年10月横須賀線を経て26年3~7月伊東線で活躍しましたが、30年8月1日豊川工場更新修繕Ⅱが実施しグローブベンチレーター化しました。年々増大する通勤ラッシュのため他の2扉車とともに昭和38~39年に3扉化されました。
その結果モハ54と同一の形態・性能にはなりましたが、歯車比が異なり、新形式モハ50008(偶数)と称号化しました。番号変遷は次の通り。モハ43012→53006→クモハ50008。
車体の形態はクモハ51200と近似しています。(旧型国電資料写真館第16巻~飯田線~ クハユニ56002+クモハ51200の巻参照。ご期待下さい)異なる点はパンタグラフが50008はPS13型に対して51200はPS11型です。又運転席前の窓がHゴム窓である点は両者とも同じですが50008はシングルアーム型ワイパーが窓上に取り付けられているのに対して51200はダブルアーム型ワイパーが窓下に取り付けられています。更にパンタ鍵外し線が50008は助士側窓と貫通扉の間に裾に長く垂れている(箱サボ受けの下の枠当たり)のに対して、51200は運転士側窓と貫通扉の間に比較的短めに(箱サボ受けの大体真中あたりで)切れています。
■クハ68403について
クハ68403はクロハ59005が最初の種車でした。クハ68025に格下げされ、戦争中はクハ55139に編入されました。その後昭和32年1月26日の更新修繕時に座席の改修が行われ、クハ68003に称号が戻されました。昭和42年2月14日にWC設置され、昭和43年5月15日に改造改番が実施され、クハ68403に改番されました。
車体の形態はクロハ59の頃の印象が残るところは客窓の配置一部と片隅運転室の囲みだけです。飯田線にはクロハ59からの改造車でクハ68403が在籍していましたが、この車両との違いはWC用水タンクの位置です。水タンクが便所内の天井内に取り付けられています。床下機器の写真を御覧になるとお分かりになれると思いますが、水タンクがありません。又室内の便所の内装で、天井からパイプが下りてきて途中にレバーが御覧になれます。床下に装着しているのがクハ68405でした。(旧型国電資料写真館~飯田線4~クモハ54108+クハ68405の巻参照)
【目次】(全102ページ,資料5)
(1)クモハ50008
第一章 車体・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1~15
第二章 空気側/電気側床下機器・・・・・・・・・・16~32
第三章 室内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33~46
(2)クハ68403
第四章 車体・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47~57
第五章 空気側床下機器・・・・・・・・・・・・・・58~68
第六章 電気側床下機器・・・・・・・・・・・・・・69~84
第七章 室内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・85~102
(3)第八章資料編
資-1 クモハ50008電車諸元表
資-2~4 電車運用予定表
資-5 クハ68403電車諸元表
【注意事項】
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※こちらの商品は【タヴァサホビーハウスゆうパケット対象商品】です。
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